テーマⅡ 歴史
沼津・伊豆地域の成り立ち
約2000万年前に現在の硫黄島付近で海底火山の集合体として形成された島であった「伊豆」は、100万年ほど前にフィリピン海プレートの移動により本州に衝突、その後の火山活動等により地域の源となる日本一高い山「富士山」、日本一深い海「駿河湾」と共に伊豆半島も形成されました。現在も本州に押し込み続けており、世界的にも類を見ない美しい景観や温泉を有する大地の公園(ジオパーク)です。
詳しくは、「沼津観光ポータル」https://numazukanko.jp/
ユネスコ世界ジオパーク認定「伊豆半島ジオパーク」より、沼津ジオパーク(大地の公園)の見どころ紹介です。
ジオサイト探訪 元気ネット沼津おすすめ「ヌマロン」コース
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01沼津港/狩野川
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02牛臥山
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03淡島
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04大瀬崎
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05戸田・御浜岬
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06達磨山展望台
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07伊豆長岡温泉
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08鮎壺の滝/柿田川
アクセス
東京 → 沼津IC(約1時間)
東京 → JR沼津駅
(東海道新幹線‐東海道本線 約1時間10分)
見どころ紹介
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狩野川
伊豆半島を流れる一級河川。伊豆半島が本州に衝突し隆起したことにより形成された。災害がクローズアップされるが、地域の恵みであり貴重な環境資源です。
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沼津港
駿河湾に面し狩野川が流れ込む河口に隣接、静岡県東部の重要港として漁業だけでなく、観光・グルメに人気のスポットです。
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牛臥山
伊豆半島が本州に衝突した海底火山の名残で元々は島であった。駿河湾に面し、その眺めから「ひょっこりひょうたん島」のモデルとも言われています。
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淡島
付近の山々と同じ海底火山の地下にあったマグマの通り道(火山の芯)が隆起・浸食され形成された島です。観光地としても人気のスポットです。
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大瀬崎
琵琶島とも呼ばれ、古代伝承によると突然の海底隆起により出現。砂州の形成により現在の形となりました。引手力命神社や神池等の歴史探訪、海水浴やダイビングのマリン観光としても人気です。
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戸田・御浜岬
駿河湾の海流によって運ばれた土砂が帯状にたまってできた地形。内港は風光明媚な海水浴場・保養地として、外港は日本一深い駿河湾の深海生物が多数水揚げされています。
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達磨山展望台
50~100万年前の火山活動で形成・浸食され今の形となる。山頂からの地域一帯を見渡せる360度の展望は絶景です。
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伊豆長岡温泉
伊豆三古湯の一つ(古奈地区)で1300年の歴史を持つ。火山性の温泉である凝灰岩層の割れ目に貯留された「層状温泉」で、疲労回復・神経痛に効能があると言われています。
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鮎壺の滝
富士山噴火により流れ出た溶岩が愛鷹ローム層を侵食し、残された硬い溶岩流によって形成された。県の天然記念物、「ぬまづの宝100選」認定。映画「七人の侍」ロケ地としても有名です。
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柿田川
日本で最も短い一級河川。長良川・四万十川と共に日本三大清流の一つである。雨水・雪解け水が富士山噴火による溶岩流を浸透し、年間通して大量湧水し流れています。